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Vol.1 日本ERI株式会社 | 健康経営トップインタビュー
健康経営 Top Interview Vol.1 日本ERI株式会社

社員の健康が、
働きがいと会社の未来を創る

日本ERI株式会社 代表取締役社長 庄子 猛宏
プロフィール

日本ERI株式会社

代表取締役社長
庄子 猛宏(しょうじ たけひろ)氏

設立:平成11年11月11日

本社:東京都港区赤坂8-10-24 住友不動産青山ビル南館

HP:https://www.j-eri.co.jp/

2019年に「健康経営宣言」を発して以来、社員とその家族の健康実現に注力している日本ERI株式会社。3年連続で「健康優良企業」として「金の認定」※1を受け、日本健康会議による「健康経営優良法人」※2の認定も6年連続で受けるなど、その取り組みが高く評価されています。今回は、代表取締役社長の庄子猛宏氏に、独自の健康経営についてお話を伺いました。

※1 金の認定:「健康企業宣言」におけるステップアップ型認定制度の最上位。当組合での取得は日本ERI株式会社のみ。(2026年5月時点)

※2 健康経営優良法人:特に優良な健康経営を実践しているとして、経済産業省が推進する制度で認定された法人。

インタビュー動画

社員が健康であってこそ最高のサービスを提供できる

Q
健康経営に取り組まれた動機と、社員の健康に対する思いをお聞かせください。
A

当社はあらゆる建築物に関わる審査や検査、評価などを行っている企業です。社員一人ひとりが会社の代表としてよりよいサービスを継続的に提供するには、社員全員が健康でなければなりません。「健康」と一言でいっても、単に病気にかからないようにすることだけではなく、仕事に前向きに取り組むという心の健康も必要だと考えています。

そこで当社では健康経営推進会議を定期的に開催し、その最高健康責任者(CWO)を私自身が務めています。トップマネジメント自らが健康意識を持っていることをアピールすると同時に、社員の健康を支える快適な職場の環境づくりを推進するためです。

Q
社員の健康を守るために、どのような取り組みを行っていますか?
A

まず当社では、社員の定期健診の受診率100%を達成しております。これは、誕生月前に受診推奨メールを送付する仕組みを作った成果です。それに加え、本社では繁忙期がくる前に早めの受診を呼びかけるようにしています。このような声掛けの継続こそが受診率100%を維持する決め手です。受診該当者をスムーズに把握することができたのは、設計けんぽとの連携があったからこそ。提供していただく受診者リストが役立っています。

特定保健指導についても、設計けんぽのお力添えにより、本社では専門スタッフの方にお越しいただき、支店ではリモートで実施する体制が整っています。これにより、「忙しくて時間が取れない」といった問題が解決されました。

Q
食事面での具体的な取り組みを教えてください。
提供されている健康飲料
A

毎週1人1本ずつ、健康飲料を提供しています。当社には全国に33の拠点があり、公平に提供できるサービスを考えたところ、健康飲料にたどり着きました。始めた頃は赤や黄色、緑の3種の野菜スムージーのみでしたが、各人の要望に応え、今は免疫ケアなど4種の健康飲料をプラスして7種を用意しています。この取り組みのねらいは「健康を意識づけること」です。社員がおいしく飲みながら健康について考えることで、自ら体によい食事をとるようになればと願っています。

Q
オフィス環境面での取り組みを教えてください。
A

喫煙率低下の取り組みを段階的に行いました。はじめは白鳥が数字の2に似ていることから、毎月2日、12日、22日を「スワンデー(吸わんデー)」と称して禁煙日とし、社内にポスターを掲示しました。その後、毎週水曜日もスワンデーに加えて禁煙日を増やし、2024年9月には全日営業時間内の禁煙を推奨、さらに2025年4月からは社内ルールとして周知を徹底しました。社員の状況を見ながら、徐々にハードルを上げていったことで、大きな反発を招くことなく禁煙を定着させることができました。

Q
そのほか、独自の取り組みはありますか?
A

創業当時から当社ではワークライフバランスを意識し、毎週水曜日を「ノー残業デー」として設定しています。17時半になると、上司が残っている社員に積極的に声をかけ、半ば強制的に退社させています。この声かけを徹底して継続することで、単なるルールとして終わらせずに、社員に定着させるよう努力しています。

ほかにも、自分自身の健康について考え、自ら実行する「プラスONE活動」を実施しています。例えば「月に○㎞歩く」「1時間早く家を出る」など、健康に関することなら基本的にはなんでもOKです。目標は各支店の中でリスト化していますが、あくまで本社には報告しないルールを設けています。義務ではなく「自分が掲げた目標は自分で頑張る」という自発的なスタンスで取り組んでほしいからです。この取り組みにより支店からの希望で血圧計を設置したこともあります。今後もさまざまな声が上がってくると思いますので、オフィス環境はもちろん、働き方の改善などできる限りのサポートをしていけたらと考えています。

やるべきことを具体化し、主体性を引き出す

Q
順調に結果を出しているようですが、その秘訣はなんですか?
A

健康経営推進会議にて健康経営推進計画を策定したうえで、定期健診の受診率、喫煙率、有給休暇の取得率など、すべての目標を数値化したことです。「どのように取り組むべきか」が具体化され、社員自ら工夫して行動しようとする姿勢が見えてきました。

また、各支店には健康推進担当者を任命し、さまざまな施策を講じています。そして支店長会議で各支店の取り組みを共有し、よい事例は広め、全体的な意識向上につなげています。

さらに、前述したように設計けんぽのサポートを最大限に活用し、協力し合って進めることも成功のカギです。

Q
健康経営は経営面にもよい影響を与えていますか?
健康優良企業 金の認定証
A

業績への影響は測りづらいですが、社員のいきいきとした表情を見ているとモチベーションが確実に高まっていることがわかります。なかでも「金の認定」を受けたことは社員の自信や誇りとなり、さらにお客様との話題づくりにもなるなど、さまざまな面で役立っています。

また採用面でも変化があり、当社の健康経営に興味を示す応募者が増えています。これは大きなプラスだと捉えています。

ホワイト企業の指標「ホワイト500」への挑戦

Q
今後の展望について教えてください。
A

今後はホワイト企業の指標ともいえる「ホワイト500」の認定を目指します。創業から25年が経ち、次の25年も会社が発展していくためには、これからの世代に働きがいのある職場を残していく必要があります。「社員の健康が第一」「社員を大切にしない会社に発展はない」という理念をこれからも継続していくことこそが、大きな展望といえるでしょう。同時に、グループ企業全体を牽引し、この取り組みを広げていきたいと考えています。

Q
健康経営に取り組む企業へアドバイスをお願いします。
A

当社は何か特別な新しいことを始めたわけではなく、「自分たちに何ができるか」を考えて、できることから少しずつ取り組んできました。皆さんも、最初から難しいことをするのではなく、自社ができることを1つ1つ着実に継続していきましょう。

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